2003~2020年度の川崎医科大学衛生学の記録 ➡ その後はウェブ版「雲心月性」です。

平成17年度 医用中毒 講義末試験 大槻担当領域

1 以下の写真を見て,と1・2に応えなさい。

写真1 写真2
写真3
写真4 写真5

1 平成16年病因物質として患者数1位は写真1~5のどれか。

     a 写真1   b 写真2   c 写真3   d 写真4   e 写真5

2 平成12年(2000年)の患者数1位で,乳製品工場による汚染の原因となった微生物の写真は1~5のどれか。

     a 写真1   b 写真2   c 写真3   d 写真4   e 写真5

3 組合せで正しいものを2つ選べ。

     a 黄色ブドウ球菌 ・・・・ 毒素は耐熱性
     b 腸炎ビブリオ菌 ・・・・ 近年の冬季発生増加に寄与
     c O-157腸管出血性大腸菌 ・・・・ 潜伏期は3~4日
     d Vero毒素 ・・・・ セレウス菌(下痢型)
     e ボツリヌス菌 ・・・・ 神経組織に感染

4 組合せで正しいものを2つ選べ。

     a E型肝炎 ・・・・ 牡蠣などの魚介類
     b カンピロバクター ・・・・ 牛レバー
     c スギヒラタケ ・・・・ アレルギー様食中毒
     d アマトキシン毒素 ・・・・ 致命率50-90%
     e サキシトキシン ・・・・ フグ毒の一種

5 現状について正しいものを選べ。

     a 患者数は,20年前より漸減している。
     b 平成16年は自然毒(フグ)死亡のみであった。
     c 季節の差は事件数よりも患者数で失われて来ている。
     d 国内でノロウィルス感染による死者はいない。
     e ノロウィルス食中毒は高齢者に多発し,学校給食では発生しない